さて,サンプリングとは,サンプラーという機材に音を覚えさせ,シーケンサー部の指示通りに演奏させることを言います。例えば,効果音を録音して演奏させたり,ドラムのバス・ドラムやスネアそれぞれを録音してドラムキットを作り,ループを演奏させる,といった具合です。
管理人(とっしー)が所有するYAMAHA MU2000にも,サンプラー部が搭載されており,作成したドラム・キット等をMIDIの演奏(そりゃぁ,元もとはTone Generatorですから)に合わせて演奏させることができます。MTR等を使ってレコーディングする際にも,このサンプラーが威力を発揮します。最近,SoundFontといった言葉を耳にされる方も多いかと思いますが,これはSound Blaster Live!用のファイル・フォーマットで,これも基本的にはサンプラーとして利用します。
サンプラーを選ぶポイントは,第一はメモリです。ある程度のメモリを搭載していなければ,サンプリングの段階である程度音質を落として行かなければならなくなります。次はやはり,サンプラーとしての性能でしょうか。サンプラーは他の機材と同期をとりながら使って初めて,その威力を発揮するわけですから,いくらメモリがたくさん積んであっても,出力がもたってしまったりするようでは元も子もありません。
例えば,WAVEメモリが4MBだった場合(MU2000がそうなんですが),16bit 44.1kHzでドラム・キットを1つ組むとだいたい2MB近くかかりますから,上手く行って2つ,下手すると1つしか同時に読み込めなくなり,曲毎にキットを変更することになるなど,手間が多くなってしまいます。そこでWAVEデータの量子化ビット数を下げるという方法がとられます。
具体的には,44.1kHzを22kHzに,16bitを8bitに変更したりします。こうすることで,ファイル・サイズを格段に落とすことが可能です。但し,音質も確実に落ちますので,レコーディングの場合等は多少の手間をとってもキットを入れ替え,ビット数の変更は極力避けた方が良いでしょう。
ビット数の変更には,WAVEファイルの波形編集ソフトが必要になります。ここでは,YAMAHAのフリーソフトのTWEを紹介しておきます。この他にも,波形編集ソフトはフリーでたくさん出回っています。MP3等の音源をWAVE化する為にも必要となりますので,是非1つは用意しておきましょう。