ここでは,レコーディングの際に役立つ(かも知れない?)ノウハウをいくつかご紹介します。と言っても,私の制作環境といえば,MTRとTone Generatorと楽器いくつかにエフェクターという貧弱極まりない状態ですから,助言できるようなことは何もないのですが・・・(MTRについては,[WAVEとMP3]参照)。 1. コンプレッサーとにもかくにも,これがないとレコーディングは始まりません。コンプレッサーとは,大入力を圧縮し,音量を均一化するエフェクトです。本来は単体で用意するような装置のようですが,最近のMTRなんかだと内部エフェクトで使えるようになっています。
基本的には,音量を大きく絞るエフェクトです。レベルを押さえることによってミックスダウンしやすくします。また,オーバーした音量を絞った分,全体の音量を大きくすることができるので小さな音が他の演奏に埋まってしまうことを防ぎます。
2. ミックスダウンさて,レコーディングは,複数トラックを録音・再生できる機材(MTR等)を使って行います。各トラックの録音が終わったら,それぞれにコンプレッサーをかけ,全体の出力音をモニターしながらパンや音量の調節をしていきます。この作業を,ミックスダウンと言います。 機材によって,同時に再生できるトラック数に限りがあります。また,モノラル録音では1トラックですが,ステレオ録音では2トラック必要になります。トラック数が足りない場合は,途中でバウンスしてやる必要があります。バウンシングとは,複数トラックを1つのトラックにまとめることをいいます。 モノラル・トラックにはパンや音量の設定情報は含まれず,それらの設定はミキサー上で行います。よって,バウンシングを行う場合はステレオ・トラックに録音することになりますが,一度バウンスを行うと,個々のパンや音量の設定を反映したデータが記録されてしまうので,後でそれぞれのトラックのパン・音量を変更することができなくなります。バウンスする前に,本当にもう音量調節などを行う必要がないか,コンプレッサーなどエフェクトをかけ忘れていないかをきちんと確認してください。
3. アナログとデジタルあんまり得意な話ではありませんが・・・,少しだけ。 音声データの記録方式については,大別して「アナログ」と「デジタル」があります。データの管理や加工が行いやすいため,昨今の主流はデジタルになりつつありますが,アナログ方式のほうがより本来の音に近く,格段に多い情報量を持っています。 レコーディングを行う際は,まずお手持ちの再生機材,録音機材がどちらの入出力ポートを備えているか確認する必要があります。
「デジタル―デジタル」で録音する場合,再生機側の情報がほぼそのまま録音機に移されるので,失敗はほとんどありません。しかし,「アナログ―アナログ」の場合は,再生機側の「OUTPUT(出力レベル)」,録音機側の「INPUT GAIN(入力レベル)」を上手く調節してやらないと,音が歪んだり小さすぎたりしてしまいます。音が歪まない程度に,OUTPUTもGAINも最大に設定してください。
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