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1. ピッチベンド 6.
2. 使用例 7.
3. 入力方法 8.
4. ピッチベンドの仕組み 9.
5. 10.

1. ピッチベンド

ここからは,やや難しい話になっていきます。まずは,ピッチベンド(Pitch Bend)から。ノート(音符)の音程を一時的に上げたり下げたりするコントロール・チェンジの一つです。(コントロール・チェンジについては,[エフェクト]をご覧ください。)

デフォルトの設定で,±1半音(合わせて1全音)の間で指定することができます。上下の幅は自分で設定することもできます。その場合,±1半音〜±24半音ぐらいまでの値で設定します(設定幅は,ハードの性能により異なる。通常は12まで)。12半音で1オクターブですから,最大4オクターブ分まで変化させることができます。ギターのグリッサンドやアーム・プレイを再現したい場合には,大きめに設定してやることが必要です。

管楽器や鍵盤楽器ではあまり使用することはないかも知れませんが,弦楽器では,そもそも押さえ方等によりピッチが微妙にずれることから,ピッチを動かすこと自体が,楽器の演奏法として確立されています。音源の楽器の音色の再現力に頼るだけでなく,これらの微妙なニュアンスをMIDI上で再現することは,MIDIでの再現が難しいといわれる弦楽器の音色を表現する上で非常に大切なことだと思われます。

ピッチベンドは,手動で入れるのは困難です。細かい刻みで段階的に音を上げたり下げたりしなければならないので,きれいな弧を描いて音程を上げ下げするためには,上で述べた専用のシーケンスソフトウェアを使用するのが便利でしょう。例えば,XGworksでは,ピッチベンド入力ツールが付属しており,スライド・チョーキング・プリング/ハンマリングだけでなく,ビブラートやアームプレイによる効果に至るまで,細かいギターのニュアンスに分けたピッチベンド効果を用意しています。

ピッチベンド入力にあたっての注意としては,

[ピッチベンド入力上の注意]
1. 個別のノートに対してではなく,トラック自体に効果がかかること
2. 一度ピッチベンドにより音程が上がったトラックは,再びピッチベンド(0)でもとに戻さないと,ずっと音程が変わったままであること

なお,これらの注意は,他のコントローラーやシステムエクスクルーシヴの設定にも共通することです。

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2. 使用例

[XGworks ver.3.00でのピッチベンド設定例]

ピッチベンドの使用例です(下段)。ボリューム・ベロシティ・ゲートタイムの設定例もあわせて載せています(中段)。

1小節目は少し長めのチョーキングから入って,4拍目でスライド。2小節目は,3拍目の終わりから4小節目の始めにかけて,少し大きめのグリッサンドを入れています。3小節目は,サビ直前ということで,ピッチベンドの下げ幅を最大限まで使ったグリッサンドが入れてあります。

チョーキング・スライドについては特に問題ありませんが,グリッサンドを入れようという場合,ピッチベンド自体は短めにし,noteのかなり最後の方にかつかつにして入れないといけません。noteの音よりもピッチベンドの下がりが先に終了してしまうと,下がったままの状態でnoteがキープされてしまうため,グリッサンドらしからぬ響きになってしまいます。

因みに,音符がたくさん重ねて入れてあるのは,このパートが FeedbackGuitarDistortion系)であるため,適度に音を重ねるとよく歪んでくれるからです。

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3. 入力方法

[XGworks ver.3.00でのピッチベンド・ウィンドウ]

さて,ピッチベンドはどうやって入力するか,ですが,これは一概には説明できません。詳しくは,お手持ちのシーケンスソフトの説明書をご覧ください。

因みに,XGworksだと,上の画面のようになります。ピッチを動かしたいnoteを範囲指定し,ピッチベンドウィンドウを立ち上げます。プリセットの状態でいくつかのピッチベンドの雛形が登録されていますので(右画面「ファイル」の部分),使いたい形を選択します。「オフセット」は,noteのどの辺から入力を開始するかを決定します。「倍率」は,雛形のピッチベンドを更に伸ばしたり縮めたりできます(noteの長さにあわせて,雛形を対応させます)。

雛形は自分でも登録が可能なようですが・・・,既存の形だけでも,上手く組み合わせればいろんなピッチベンドを作ることができます。

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4. ピッチベンドの仕組み

上述のようなピッチベンド入力ツールを持つシーケンサーをお使いの方には,およそ縁のない話ですが・・・,一応参考までに,簡単に触れておくことにしましょう。

ピッチベンドの値は-81920+8191で設定できますが,この値でどこまで変化させるかはRPN(レジスタード・パラメータ・ナンバー)とData Entryというコントロール・チェンジで指定します。下の図でいくと,RPN MSB101)-Value 0RPN LSB100)-Value 0がピッチベンド・センシティビティを指定し,Data Entry6)のValue 12で上下1オクターブずつの変化ができるようになります。

[リスト画面]

突然,んな話されたって,何のこっちゃ〜ですよね。あんまり気にしないでください。理屈なんてわかんなくたって,ちゃんと入力できますから♪ただ,手動で入れることがなきにしもあらず,ピッチベンドも含め,コントロール・チェンジ一般のメッセージの仕組みを,ある程度見て分かるぐらいにはしておいた方がいいかも・・・。

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