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1. ミキサーとパン 6.
2. ミキサー画面 7.
3. フェードイン・フェードアウト 8.
4. モニター 9.
5. 10.

1. ミキサーとパン

ミキサー(Mixer)とは,PAやレコーディング等でよく使われる言葉ですが,各楽器やパートの音の大きさや配置を総合調整することで,いわゆる「仕上げ」の作業となります。もちろん,MIDIによる作曲においてこの作業が重要であることは,言うまでもありません。

先に述べたボリュームの設定に加え,ここで重要になってくるのがパン(Pan)の設定です。この数値も,0127,もしくは,L63R63と言った形で細かく指定することができます。これらの数値を指定することで,円周上に楽器の配置を振り分けることができます。

当然のことですが,同じ位置に複数の楽器を配置すると,音が埋まったり,潰れたり,ということになります。ベタなやり方ですが,リード楽器は真ん中に,伴奏は左右に振り分けるのが無難です。リズム・セクションの配置は,趣味によるかも知れませんが,ドラム・ベースともに真ん中に置くのが基本です。ベースは,アレンジ上動かすことがあるようですが,ドラムは,楽器の特色上既に,ハイハット・スネア・バスドラム・タム・シンバルが実際のドラムセットの配置に並べられているので,パンで移動させるのは避けた方が良いでしょう。

別に決まりはありませんが,パンの設定を行ってから,最後にボリューム設定を行った方が良いでしょう。音の配置を変えると,聞こえ方自体が変わってしまうからです。

Master Volume(全トラックの音量)については,特に気にする必要はないと思います。指定しないか127を指定しておきましょう。

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2. ミキサー画面

さて,たいていのシーケンス・ソフトウェアには,下図のようなミキサー設定画面が用意されています。

[XGworks ver.3.00のミキサー画面]

上段は各パートの出力音量レヴェル,中段は調節ツマミ(イコライザー・リバーブ・コーラス・バリエーションエフェクトレヴェルの順),下段はチャンネル・フェーダーです(フェーダー直上のツマミがPan)。パン(Pan)はツマミで,音量(Volume)はフェーダーを上下することで調節できます。一番右の赤色のフェーダーは,Master Faderで,Master Volumeを調節します。各ツマミ・フェーダーの値は,リアルタイムで動かしながら,各トラックに記憶することができます(メーカーによって画面は違いますが,だいたい同じコトができると考えて良いでしょう)。

と,言うと,何だかとても便利そうな代物のような気がしますが・・・。そもそもこれは,PAやレコーディングで使う機材としての「ミキサー」を真似てシーケンス・ソフトウェア上で再現したものなので・・・,本来は指で直に調節するものであり,マウスなんかでツマミやフェーダーを動かすのは非常に難しいです。更に,パソコン上ではデジタル・ミキサーになるので,結局は数値で打ち込むのと変わりません。こんなものを使うより,各パートのスタッフ・ウィンドウで地道に打ち込んで行くことをお薦めします。

Master Volumeの値は,システム・トラックでしか変更できませんが,VolumePanの値は,各トラックで,後述のピッチベンドやブライトネスといったコントローラーと同様のやり方で設定することができます。

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3. フェードイン・フェードアウト

Volumeの設定を使って行えるアレンジとして,フェードイン・フェードアウトがあります。主に曲のイントロで徐々に音量を上げながら曲に入っていく方法をフェードイン,逆に,エンディング等で徐々に音量を絞りながら終わっていく方法をフェードアウトと言います。後者は特に,曲が延々とループしてしまって終わり方を考えるのが面倒なときに効果的です(いいのか,それで!?)。ループに乗せてボリュームを絞っていけば,はい出来上がり♪

ボリュームを何処で絞るか,ですが,二つの方法があります。一つは,各パートのトラック・ボリュームを徐々に下げていく方法,もう一つは,Master Volumeを使って,一気に全パートのボリュームを絞っていく方法です。パート毎に異なるフェードイン・フェードアウトを行いたい場合には,個別にVolume設定しましょう。特にエンディングでフェードアウトさせる場合など全パートの自然な音の減衰を得たい場合には,Master Volumeによる設定が効果的です。

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4. モニター

モニター・スピーカーやヘッドフォンについて,簡単に説明します。

当然のことですが,音楽を録音するときは,スピーカーやヘッドフォンを用いて実際に聴きながら作るわけですね。ミキサー作業なんかもそうです。この作業を「モニター」と言いますが,ここでは通常のスピーカーやヘッドフォンを用いず,モニター専用のものを使います(別に音響機材屋さんの回し者ではない)。皆さんが普段音楽を聴くときに使われるスピーカー・ヘッドフォン等は,そのほとんどが音質・音圧処理が施されており,そういった機械を通して「作られた」音が出るようになっています。要するに,本当の音ではないので,モニター作業は出来るだけ音質処理を施さない,生の音を通すスピーカー・ヘッドフォンが良いわけです。・・・,ただ,作った曲を他の人が聴くときには,当然普通の(音質処理された)もので聴くわけですので,そういった機材でモニタリングしてはいけない,ということはないのですが・・・。慣れないうちは,モニター専用のものを使うのが無難でしょう。

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