DTM講座

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1. テンポ 6. シャッフル(shuffle
2. Bass 7. Drums Ex.
3. Drums 8.
4. 表拍と裏拍 9.
5. シンコペーション(syncopation 10.

リズム(rhythm・拍子)は,音の集まりに一定の「規則性」や「周期性」を持たせるもので,メロディと同様に音楽にとって不可欠の要素であると言えます。せっかくのメロディも,リズムがなければ単なる音の並びに過ぎません。作曲時は,リズム・パートもしっかりと作ることが大切です。

周期性を持たせるためには,メロディの途中に区切り目を入れます。実際には先ず,「小節」という間隔に音符をいくつ詰めるか決定し,その中にメロディを当てはめていくことになります。例えば,「44拍子」なら1小節に4分音符が4つ,「34拍子」なら3つ入ると考えてください。(ちなみに,「4分音符」は,全音符の4分の1の長さを持つ音符です。)

もちろん,一定のリズムである必要はありませんが,現代歌謡曲のほとんど全てが44拍子(1小節に4拍)で成り立っており,最も安定感があるようです。

1. テンポ

テンポは曲の速さのことで,BPMbeat per minute1分間に刻むリズムの回数)などを使って表示します。例えば,120BPMなら,1分間に120回のリズムを刻む速さになります。

リズム・パートを構成する楽器としては,ベース・(Bass)とドラム(Drums)が挙げられます。

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2. Bass

ベースは,コード進行に合わせて各コードのルート音(根音)を奏でるのが基本的な使い方です。また,バスドラム(Bass Drum)やスネア(Snare),タム(Low TomFloor Tom)と組み合わせれば,重いアクセントをつけることができ,曲にメリハリ感を持たせることができます。

ベースは弦楽器なので,音程感のある音を発し,ある程度のメロディを奏でることができます。しかし,同時にリズム・セクションを担う楽器でもあるので,ドラムが刻むリズムに合わせて重低音を補うことが大切です。

アレンジとしては,コード進行に注意しながら構成音内で動かすのが,簡単かつ効果的。メロディとユニゾンさせるのも1つです。他にも,調性と関係しない5度を利用し「1度・5」で動かしたり,オクターブ(12半音上または下の同一音)を使って「1度・8」を絡めて演奏する方法などもあります(安直だなぁ・・・)。コード進行中,特に際だたせたいコード(ディミニッシュやテンションなど)があれば,そのコード構成音を使ってやると,埋もれがちな伴奏やコード進行を全面に出すことができます。要は,欲しい音を使え!って感じですね。

bass

ベース・ラインの挿入例です。伴奏は「Am7→D7→Gmaj7→Cmaj7」で進行。前半は,8ビートのリズム・キープでベタ打ちです。後半は,ドラムのバス・スネアに合わせて,少し動きのあるライン(いわゆる「縦ノリ」)を作ってみました。
スラップ奏法
(チョッパー)
低音弦を親指の腹で叩き,高音弦を人差し指に引っかけてはじく演奏法。叩く方は低音弦ということもあってかなりパンチの効いた音が,また,高域は弦を強くはじくためフレットに接触してビリビリとした音が出る。ベース・ソロでよく使われるが,ドラムのバス・スネアに合わせてリズムをキープする場合もある。スラップ特有の演奏方法として,オクターブ奏法(1度を叩き,8度をはじく)がある。MIDI音源ではチョッパー用の音色が用意されていることが多いが,生演奏のように打ち込むのは難しい。ゲートタイムを短く区切り,ベロシティで抑揚をつけることが重要になる。

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3. Drums

基本的には,ハイ・ハットでリズムを刻みます8ビートなら1小節に8回(1拍で2回),16ビートなら1小節に16回(1拍で4回)です。バスドラムとスネアを同時に叩くのは避け,表拍をバスドラム,裏拍をスネアといった形で叩きわけます。シンバル(クラッシュ・スプラッシュ)は,バスドラムと同時に叩くのが基本です。ライド・シンバルは,ハイ・ハットの代わりにリズムを刻む時に使います。タムは,フィル・インで使うと効果的です。フィル・インとは,いわゆる「キメ」のようなもので,例えば,4小節おき・8小節おきにメロディがループするのに合わせて,普段刻むリズムとは異なるアクセントを入れます。

[Drums解説]
バスドラム
重低音。ペダルで踏むことから「キック」とも。通常は右足で踏むが,「ツイン・ペダル」を装着すると,両足で16分が刻める。
スネア
中域。基本的な太鼓。バスドラムと交互に叩いて抑揚をつける。
ハイ・ハット
中高音域。音がどうというよりも,リズムを維持(キープ)するために用いられる。小さなシンバルのようなものが2つ内向きにくっつけてあり,スティックで叩いたり,ペダルを踏んで離したり(これを,「ペダル・オープン」という)くっつけたりして音を鳴らす。通常はクローズの状態で叩くが,オープンで叩くとそれなりに音が伸びる。
シンバル クラッシュ
一般的なシンバル。高域のアクセント。重低音がすっこ抜けてしまうので,バスドラムと一緒に叩くと良い。
スプラッシュ
クラッシュよりも強力で,音の伸びが短いシンバル。短いアクセントをつけたいときに。
ライド
かなり高域の音が出る。音がハイ・ハットの代わりにリズムを刻んだりする。
タム 基本タム
HighMiddleLowがあり,順に高い音〜低い音が出せる。リズムは叩かず,フィル・インなどで使う。
フロア・タム
通常のタムよりもっと低い音が出せる。バスドラムをスティックで叩くような感じ。重低音を補強するために,時にバスドラムの代わりに使う。
MIDI音源では通常,ハイ・ハット(Hi-Hat)のOpenClosedPedalには排他的処理がなされているので,これらの音は同時に鳴らすことができません。Openの音はかなり伸びるので,リズムに合わせてPedalClosedを挟み,残響音を切って使うのが良いでしょう。

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4. 表拍と裏拍

先にも述べた表拍と裏拍について簡単に説明しておきます。44拍子(4ビート)で考えた場合,1小節に4分音符が4つ入ることになります。この場合,1拍目と3拍目が表拍,2拍目と4拍目が裏拍になります。同様に8ビートで考えると,1小節に8分音符が8つ入りますから,奇数拍が表拍,偶数拍が裏拍になります。

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5. シンコペーション(syncopation)

通常のリズムでは,上述の「表拍」・「裏拍」がそのまま「強拍」・「弱拍」となって一定の周期を作りますが,本来弱拍となるところに強拍のアクセントをつけたり,強拍のところを弱拍とするなど,故意に拍子やリズムを変えて,曲の印象を強くする方法のことを指します。主にジャズで使用されるリズムですが,周期的に用いるシンコペーションは,ロックやポップスなどの現代音楽にも非常に多く取り入れられています。小節やパートの中間に用いる方法と,出だしに用いる方法とがあります。前者のシンコペーションではリズムに軽いアクセントを付けるにとどまりますが(Ex.ドラム・サンプル2),後者ではメロディの入り方もリズムに合わせて前のめりになるため,疾走感のある曲調を演出できます(Ex.ドラム・サンプル6)。

シンコペーション自体は,ドラムに限った演奏法ではありません。ベースやギターのリズム・バッキングでも,とにかくリズム感を伴うものであれば適用可能です。1つのパートがシンコペーションを使う場合に,他のパートが合わせる必要もありません。ドラム・ベースが前のめりのリズムを刻みながらもヴォーカルは普通に小節のアタマから入ることもありますし,ベース・ギターがシンコペーションのリズムを刻みつつドラムが普通にリズムを刻む,なんてこともあります。この辺は,アレンジのさじ加減ですね。

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6. シャッフル(shuffle)

3連符を基本に,真ん中を省いたリズム。通常のリズムが「タツタツ・・・」となるところを,シャッフルでは「タッツタッツ・・・」となる(Ex.ドラム・サンプル5)。

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7. Drums Ex.

表拍をバスドラム,裏拍をスネアで叩くのが基本と書きましたが,実際は「スカ・SKA」でもない限りそんな叩き方はしません。いくつか例を挙げてみましょう。

※サンプルのMIDIファイルを再生するには,GM規格に対応したMIDI音源またはサウンドカード,および再生ソフトウェアが必要です。

サンプル名 基本ビート

ドラム・サンプルの解説

ドラム・サンプル1
8ビート
(ハイハット8分)
表拍バスドラム・裏拍スネア。ある意味,スカ。
ドラム・サンプル2
8ビート
(ハイハット8分)
実際はこんな感じ。中間に16分でシンコペーションを使用していますが,基本は8ビートで構成しています。
ドラム・サンプル3
16ビート
(ハイハット8分)
16ビートの基本パターンです。ハイハットは8分ですが,バス・スネアのノリで16分に乗せています。
ドラム・サンプル4
16ビート
(ハイハット16分)
ハイハット16分のパターン。何か無理矢理っぽい。ハイ・ハットのオープンも入っています。
ドラム・サンプル5
8ビート
(ハイハット83連)
シャッフルのサンプルです。実のところ,あまり使ったコトがないのでよくわかりません・・・。
ドラム・サンプル6
8ビート
(ハイハット8分)
もう少し実用的なパターン。基本は8ビート。キメから入って,フィル・イン経由で更にキメといった感じ。
ドラム・サンプル7
16ビート
(ハイハット8分)
出だしにシンコペーションを使用したサンプルです。16ビート。実際に曲に使用したものです。
ドラム・サンプル8
16ビート
(ハイハット4分)
ハイハットを4分で刻み,基本リズムを8ビートにするという応用パターン(シンコペーション有り)。ロック系の曲にぴったり。全くの余談ですが,右手と左手が異なるリズムを刻むことになるので,実際に叩くのは結構難しい・・・。ハイ・ハットは,刻まない8分の裏の部分も,スイングだけしてリズムをとります。

曲の要所で,ノリに併せて叩きましょう♪

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