DTM講座

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1. ハ長調とは 6.
2. ハ長調の特徴 7.
3. 短調とは 8.
4. 移動度と固定度 9.
5. 調号のまとめ 10.

「作曲は気合い!」がモットーの管理人ですが・・・,皆さんがこれから曲を作るにあたって,知識が全くないというのも心許ないものです。この講座では「音程」や「調・和声」などの基礎知識を,管理人がこれまでに学んだ独断的な(?)やり方で解説していきたい思います。「ガチガチに勉強してしまうと,型にはまった音楽しか作れなくなる・・・」なんて話もありますが,「自分の音楽を形にする」ためには,ある程度の知識が必要です。

1. ハ長調とは

ご存じ「かえるの歌」や「ドレミの歌」は,「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ(・ド)」の音で構成されています。これらの音の集まりを「ハ長調」と呼びます。移動度や固定度の話はさておき,このハ長調をピアノで弾くと,全て白鍵を使うことになります。

[ピアノの鍵盤]

ハ長調を五線譜上に表すと,次のようになります。

[ハ長調の音階]
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2. ハ長調の特徴

ピアノには「黒鍵」というものが存在しています。黒鍵は半音高い(低い)音を出すものです。「ド」と「レ」,「レ」と「ミ」,「ファ」と「ソ」,「ソ」と「ラ」,「ラ」と「シ」の間に黒鍵があり,これらの音の間隔は,半音2個分(全音1個分)になります。すなわち,ハ長調の特徴とは,「ド」から始まって,音が「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の間隔で並んでいるということになります。

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3. 短調とは

ところで,ハ長調を「ラ」から順に並べるとかえると「イ短調」になります。ハ長調と構成音は同じですから,譜面に書いたり打ち込みをしたりするときに,特に変化があるわけではありません。しかし,何故か悲しくきこえる・・・(そんなことないって!?)。と,とにかく,「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ(・ラ)」の音の並び,つまり,「ラ」から始まる「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」の音の並びをイ短調と呼びます。「ハ長調とイ短調,どこがどう違うのか?」これは難しい問題ですね。構成音が全く同じですから,ほんの1フレーズを取り出して長調か短調かを論ずることはできません。曲全体で見て,特にコード進行と,それに乗せるメロディなどが関係して決まる,ということにしておきましょう。

これまでの説明によれば,ハ長調・イ短調をピアノで弾く限りは「黒鍵」の出番がなさそうですが・・・,もちろんそんなことはありません。「#」や「♭」をつけた音を出すときに必要になります。ここで勘違いしてはいけないのが,♯や♭のついた音は好き勝手に使えるわけではない,ということです。ハ長調やイ短調で曲を作る場合,基本的には上述の構成音のみを使います。♯や♭がついた音は,一時的に,限られた条件の中で使えるに過ぎません。

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4. 移動度と固定度

ハ長調は「ド」から始まって「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の間隔で音が並んでいると説明しました。正確には,「ド(日本名では「ハ」)」から始まるから「ハ」長調と呼んでいるだけで,「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の音の並び自体が長調になります。つまり,この音の並びならば,どの音から始まっても長調になります。例えば,「ソ」から始まって「ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ#(・ソ)」の並びは,「ト長調」と呼びます。ここで,この音を鍵盤で弾いてみると・・・,少し違和感はありますが,ほとんど「ドレミ・・・」と同じようにきこえますね。試しに「かえるの歌」を弾いてみれば,そっくりなのがわかります。すなわち,「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の音の並びは,どこから始めても「ドレミ・・・」にきこえるわけです。かといって,これを「ソから始まるドレミ・・・」と言うのはややこしい!ということで,「移動度」「固定度」の考え方が生まれました。

[ハ長調(Cメジャー・スケール)]
移動度 ファ
固定度
日本式

[ト長調(Gメジャー・スケール)]
移動度 ファ
固定度 F#
日本式 嬰ヘ

上段が移動度(階名),下段が固定度(音名)。調が変わると,同じ「ド」を取り出しても本来の音(固定度)が変わってくるわけです。固定度の「C〜B」という表記はアメリカ式。日本式の「ハ〜ロ」も同じ固定度を示しています。日本式では,「♯」は「嬰」,「♭」は「変」と書きます。以後,この講座では,アメリカ式で解説を行います。

移動度の考え方は,「透明の物差し」を想像するとわかりやすいかもしれません。例えば,10cmの鉛筆の長さを計るとき,通常は目盛りの「0」を基準にして計りますよね?でも、「3」と「13」の間に合わせてみても,やはり同様に10cmを計ることができます。話は先になりますが,「調」や「音階」のことを「スケール(物差し?)」と呼びます。

[ト長調(Gメジャー・スケール)]

上表のように,「G」から始まる長調を考える場合,「F」は常に♯をつけなければならないことになります。この場合は五線譜のト音記号の右上に,「♯」をつけます。つまり,ト音記号の右上についている♯や♭は,これがいくつついているかによって調を表すことになります。♯や♭をつける場所と順番は決まっていますが,それは単に全ての音から始まる長調を考えられるようにつけているだけです。長調や短調以外にも,いろいろな調が存在しますが,皆さんが普段耳にする音楽のほとんどは,これらの調でできています。

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5. 調号のまとめ

下の表にまとめてみました。パソコンで曲作りをされる方は,コンピューター側で調号がつけられるので,覚える実益はないかも知れません。♯や♭の付け方には規則性があるので覚え方もあるようです。とりあえずは,自分が作ろうとしているメロディやコードを構成するために♯や♭をいくつつけないといけないかを,すぐに見つけられるようにしておけば大丈夫です。

[♯系]

major / A minor

major / E minor

major / B minor

major / F♯ minor

major / C♯ minor

minor / G♯ minor

[♭系]

major / A minor

major / D minor

B♭ major / G minor

E♭ major / C minor

A♭ major / F minor

D♭ major / B♭ minor

B♭

minor

根音(ルート)・・・始まりの音。移動度の「ド」 Major(長調)/Minor(短調)の別

[覚え方] ♯をつけていく場合はつける前の調の移動度で「ファ」に,♭はその前の調の移動度で「シ」につけ足していきます。例えば,「A major」でつける♯の位置は,その前の「D major」における「ファ」,つまり,固定度でいうと「G」につけます。更に,その新しく付けた♯の位置を移動度で「シ」,♭を付けた位置を移動度で「ファ」とすれば,その調号の「ド」の位置がわかります。例えば,「A major」で♯を付け足した「G(♯)」を「シ」とすると,「ド」は半音上がって「A」となり,「A major」であることがわかります。

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